2013年2月議会
平成25年2月市川市議会定例会は2月18日(月)から3月22日(金)までの33日間にわたり開催されました。2月議会は予算議会ともいわれ、平成25年度の一般会計予算や特別会計等の予算審議も行われました。また、平成25年度施政方針に対して審議する大変重要な定例会でもあり日程的にも長期にわたり開催され、47の案件はすべて可決成立いたしました。
   平成25年2月議会の一般質問内容
○道路行政について(市長及び関係者)
 ・都市計画道路3・4・18号の供用に向けての課題について
  ア.平成25年度の工事概要と今後のスケジュールについて
  イ.本事業に関連した裁判の経過と今後のスケジュールについて
  ウ.未買収地と明け渡しに応じない用地があるが、平成27年度末の供用に向けての影響について
○下水道問題について(市長及び関係者)
 (1)菅野処理地区内下水道施設の老朽化対策について
 (2)市川市指定排水施設工事業者への指導、育成について
○農業政策について(市長及び関係者)
 (1)都市近郊農業に対する支援振興策について
  ・高齢化、核家族化、後継者不足農家に対する支援策のその後について
 (2)市川市農業振興地域整備計画が間もなく決定する。農業振興地域指定除外に関する請願が市議会に提出されたが、市の今後の対応を伺う
[質問と答弁を要約して報告させていただきます。]
 
   道路行政について
本市のほぼ中央を南北に横断する都市計画道路3.4.18号線は多くの市民が、早い供用を待ち望んでおり、下水道整備を始め本市の街づくりの上でもきわめて公共性の高い道路である。しかし反対住民原告側の敗訴確定したにも拘わらず明け渡しがされない土地がある。市としては代執行までは考えていないとの事だが、反対されている地権者には一刻も早く理解が得られる事を願うと共に、平成27年度末供用に向け時期を逸しないよう確実に事業を進めていただくよう、強く要請をして市当局にその対応を求めました。

冨貴島小学校の屋上から北側を写した写真
 
   水道菅野処理区施設の老朽化対策について
菅野処理区は282haを処理する下水道で、既に41年が過ぎ施設の老朽化が進み、道路陥没等の事故が起きている。そこで、菅野処理区を始め下水道施設の老朽化に対する維持管理の状況は。また、市民の安全確保に向け下水道施設の長寿命化対策事業を実施しているが課題を含め事業概要と進捗状況について問う
   
菅野処理区は施設の老朽化が原因で道路陥没、下水道管の詰り等年間約100件発生している。そこで、下水道施設の維持管理について現在の事後の安全対策ではなく、道路陥没や下水処理施設の事故など市民生活の安全確保は、先に対策を取る予防保全型の長寿命化対策事業へ移行させていく。国から交付金を受け、平成27年度より既存の各下水道施設を使用しながら、計画的効率的な長寿命化対策に取り組んでいく。
 
   都市近郊農業に対する支援振興策について
本市の貴重な農地は都市化の進展と共に、高齢化・核家族化と併せ後継者不足等により、10年間で約20%減少している。そこで、貴重な農地を残し、農業を続けて行けるよう本市としても、農家の高齢化「担い手不足対策」として農業ボランティアのいちかわ援農隊の立ち上げや、「後継者不足対策」として婚活ツアー、アグリデートの開催を実施している。農家にとって期待される事業と思うが、今後どのように進展させていくのか伺う。
   
本市の農業を取り巻く環境は厳しく、農地面積・農家人口共に減少している。そこで、支援策としての担い手対策の援農隊会員を募集して、農業研修を実施し、梨の剪定作業、枝拾いの応援をしている。また果樹・露地野菜栽培の短期間で簡単な手伝いや、家族の病気など人手が必要な時を中心に考えている。婚活ツアー、アグリデートは4回開催し6組のカップルが誕生した。今後は実行委員会組織として、近隣の農業団体との合同開催などを検討していく。
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